お腹の不調でお悩みの方へ
「お腹の調子が悪い」「ストレスがかかるとすぐにお腹が痛くなる」といった症状に悩んでいませんか?
このような状態が続くのは、過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。
過敏性腸症候群(IBS)は腸に明らかな異常が見られないにもかかわらず、腹痛や下痢・便秘を繰り返す病気です。
本ブログでは、過敏性腸症候群(IBS)の特徴を5つに分けて解説し、症状の改善に有効な対策のひとつとして鍼灸治療の有効性についてもご紹介します!

過敏性腸症候群(IBS)とは?
過敏性腸症候群(IBS)の定義について
過敏性腸症候群[Irritable Bowel Syndrome:IBS]は、“腸に炎症や病変がないのに、慢性的な腹痛や排便異常を引き起こす機能性疾患(身体に異常がないのに症状が続く病気)”です。
現代のライフスタイルと過敏性腸症候群(IBS)の関係
近年、過敏性腸症候群(IBS)に悩む人が増えており、特に仕事のプレッシャーが強いビジネスパーソンや、学業のストレスが多い学生に多く見られます。
また、テレワークやスマホの普及により座りっぱなしの時間が増え、運動不足や食生活の乱れが過敏性腸症候群(IBS)を悪化させる要因となっているようです。
こうした現代特有のライフスタイルが、腸の働きに影響を与えているのです。

実は腸は「第二の脳」とも呼ばれ、ストレスの影響を受けやすい臓器なんです。
ストレスが蓄積すると自律神経のバランスが乱れ、腸の動きが過剰になったり、逆に鈍くなったりします。
その結果、下痢や便秘などの症状が現れ、生活の質が低下してしまいます。
発症のメカニズム
過敏性腸症候群(IBS)は、以下のような要因が組み合わさることで発症すると考えられています。
腸の過敏性
通常の人なら問題ない刺激でも、過敏性腸症候群(IBS)の人は腸が敏感に反応し、痛みや不快感を感じやすくなる
腸内細菌のバランス異常
腸の中にいる細菌のバランスが崩れ、消化や排便に影響を与える
自律神経の乱れ
ストレスや生活習慣によって、腸の動きを調整する神経の働きが不安定になる
心理的要因
不安や緊張によって腸が過剰に収縮し、痛みや便通異常を引き起こす
発症の傾向
- 20〜40代の若年〜中年層に多い
- 女性に多い傾向(男性よりも2倍多いという報告も)
- ストレスの多い職場環境にいる人に多い
- 座りっぱなしの仕事や不規則な食生活が影響することが多い
過敏性腸症候群(IBS)の特徴5選
① 腹痛と排便の関連性がある
過敏性腸症候群(IBS)では、腹痛が起こった後に排便をすると症状が軽くなるという特徴があります。
例えば、朝の通勤前に腹痛を感じ、トイレに行くと一旦落ち着くが、仕事中に再び痛くなるといったケースが多いです。
特に、緊張しやすい場面では痛みが悪化することがあります。
② 下痢・便秘のどちらも起こる
過敏性腸症候群(IBS)は、下痢型・便秘型・混合型に分かれます。急な下痢が続く人もいれば、便秘が続く人、下痢と便秘を交互に繰り返す人もいます。
③ ストレスで症状が悪化する
緊張するとお腹が痛くなったり、試験や会議前に便意を感じやすくなる人は、ストレスが過敏性腸症候群(IBS)の大きな要因になっている可能性があります。
④ 食事によって症状が変わる
脂っこいもの、辛いもの、乳製品など特定の食品が腸に影響を与えることが多く、食事管理が大切になります。
⑤ 検査をしても異常が見つからない
内視鏡検査などを受けても異常がなく、診断に時間がかかることもあるのが特徴です。
過敏性腸症候群(IBS)の一般的な治療法
過敏性腸症候群(IBS)の治療には、生活習慣の見直しとともに、症状を和らげるためのさまざまな方法があります。
1. 食事療法
低FODMAP食や食物繊維の摂取を調整することで、腸への負担を減らすことができます。
低FODMAP食とは、腸で吸収されにくくガスを発生させやすい糖質(オリゴ糖、乳糖、果糖、ポリオール)を減らす食事療法です。
米や玄米、ほうれん草、バナナ、ラクトースフリーの乳製品などは低FODMAP食品として安全に摂取できます。

2. 薬物療法
下痢や便秘の症状に応じた整腸剤や消化管運動調整薬が処方されることがあります。
3. ストレス管理
認知行動療法やリラクゼーションを取り入れることで、ストレスによる腸への影響を軽減できます。
4. 運動の習慣化
軽い運動を日常的に取り入れることで、自律神経を整え、腸の動きをスムーズにする効果が期待できます。
過敏性腸症候群(IBS)に対する鍼灸治療の有効性
① 腸の蠕動運動を整える
鍼刺激により自律神経のバランスを調整し、腸の過剰な収縮を抑えたり、動きを活性化したりすることができます。
例えば、ストレスで腸が過剰に動いて下痢になりやすい人には、腸の動きを落ち着かせるツボを刺激することで症状を緩和できます。
② ストレスの軽減
ストレスは過敏性腸症候群(IBS)の大きな原因のひとつですが、鍼灸治療には副交感神経を優位にし、リラックスを促す作用があります。
③ 血流の改善
鍼によって腹部や腰部の血流が改善し、腸の機能をサポートする効果が期待できます。
特に、下腹部が冷えやすい人は鍼治療で血行を促進することで症状が和らぐことができます。
お腹の不調を改善するために
過敏性腸症候群(IBS)は腸に異常がないのに腹痛や下痢・便秘を繰り返す疾患です。
特徴的な症状として「腹痛と排便の関連性」「ストレスによる悪化」といった傾向があります。
治療法は食事管理・薬物療法・心理療法などがありますが、鍼灸治療も腸の機能改善やストレス緩和に有効な選択肢のひとつです。

生活習慣を見直し、適切な治療を組み合わせることで、症状を軽減しやすくなります。
症状が続く場合は専門家に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
過敏性腸症候群(IBS)は長く付き合う必要がある疾患ですが、適切なケアを続けることで快適な生活を取り戻すことができます。
ぜひ、自分に合った対策を見つけてみてください。
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これまで30,000人以上の治療実績があり、過敏性腸症候群(IBS)の症状でお悩みの患者様もたくさん対応してきました。
腸の動きを整え、ストレスによる影響を和らげる施術を提供し、一人ひとりの体質に合ったケアを大切にしています。

じっくりと話を伺い、症状に合わせた施術をご提案
過敏性腸症候群(IBS)の症状は人それぞれ異なり、原因も多岐にわたります。
当院では、生活環境や食習慣、ストレスの影響などを細かく確認し、身体の状態を見極めた上で施術を実施。
さらに、治療後も腸の調子を整えるための生活習慣のアドバイスやセルフケアの方法をお伝えし、長期的な改善を目指します。

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