「夕方になると目がしょぼしょぼして、頭まで痛くなる…」
「目薬をさしても、結局また疲れてしまう…」
そんな“目の疲れ”が、日常に当たり前になっていませんか?
実はその症状、単なる疲れではなく、自律神経の乱れや血流の低下が原因になっていることもあるのです。
今回は、すぐにできる簡単ケアとともに、鍼灸での眼精疲労アプローチについてもご紹介します。
眼精疲労とは?|ただの「目の疲れ」との違い
「眼精疲労(がんせいひろう)」とは、目を使いすぎた結果、痛みやかすみ、頭痛などが続く状態を指します。
単なる目の疲れは、しばらく休めば回復しますが、眼精疲労は休んでも良くならず、全身の不調につながることもあります。
以下のような症状がある方は、眼精疲労の可能性があります:
- 目の奥がズーンと重い
- まぶたがピクピク動く
- 目の乾き・充血・かすみ目
- 肩こり・頭痛・吐き気が伴う

【簡単ケア5選】今日からできる目のセルフリセット
1. ホットタオルで目元リラックス
蒸しタオルをまぶたに乗せて温めると、目の周りの血流が良くなります。
目の筋肉もゆるみ、疲れがスッと軽くなる感覚が実感できます。
また薬局等で販売されてる温感のアイマスクなども手軽に使えて効果的です!

2. 1時間に1回「20-20-20ルール」
PCやスマホを見る時間が長い方には、
「20分作業 → 20秒 → 約6m先を見る」習慣を。
目のピント調節機能を守るためにとても大切です。
3. 眉まわりやこめかみのマッサージ
目の疲れは、まゆげの下やこめかみのコリからもきます。
指の腹で優しく押すだけでも、目の奥がじんわり軽くなります。
4. カフェインの摂りすぎを控える
コーヒーやエナジードリンクの摂りすぎは、血管を収縮させて目の疲れを悪化させることがあります。
代わりに、白湯やハーブティーで身体を内側からリラックスさせましょう。
5. 夜は照明を暗めにして“交感神経”を休ませる
夜でも明るい部屋やスマホの光は、目だけでなく自律神経を刺激してしまいます。
眠る前の1時間は照明を落として、身体を「リラックスモード」に切り替えましょう。
なぜ今、眼精疲労が増えているのか?
ここ数年、当院にも「目の疲れ」を主訴に来院される方が大幅に増えています。
背景には、リモートワークやオンライン授業、スマホ・タブレットの長時間使用といった、目に負担のかかる生活環境の変化があります。
目を酷使する日常が当たり前になりつつあるため、慢性疲労のような状態に陥ってしまうのです。
さらに、画面から発せられる「ブルーライト」には脳を覚醒させる作用があり、眠りが浅くなって自律神経が休まらない状態をつくり出してしまいます。
自律神経の乱れが、眼精疲労の根っこにある?
目の筋肉や涙の分泌なども、実は自律神経によってコントロールされています。
長時間の緊張や光の刺激が続くと、交感神経(興奮モード)が働きすぎて、目の疲れが慢性化してしまいます。
このような場合、目だけをケアしても不十分で、自律神経全体のバランスを整える必要があります。
鍼灸で整える「脳と自律神経」からの眼精疲労ケア
当院では、目そのものではなく、脳や神経の中枢から整える施術を行っています。
たとえば、「後頭部〜首のつけ根」にあるツボは、脳の血流や自律神経のバランスを整えるポイントです。
- 視床下部(ししょうかぶ)という自律神経の司令塔
- 交感神経と副交感神経の切り替えリズム
これらに対して、やさしくアプローチすることで、根本的な眼精疲労の改善を目指します。
鍼灸施術の流れ|眼精疲労を根本からケア
当院では、目だけでなく、全身のつながりを意識した施術を行っています。
- 首や肩まわりの緊張をゆるめる鍼
- 後頭部や頭頂部のツボへの刺激
- 眉まわり・こめかみなど顔のツボ刺激
呼吸が浅くなっている方には、呼吸誘導と副交感神経を整えるツボも組み合わせます。
「頭がスッと軽くなる」「夜ぐっすり眠れるようになった」と感じていただけるよう心がけています。
子どもにも眼精疲労はある?
最近では小学生・中学生にも眼精疲労の症状が見られます。
- スマホやタブレットの長時間使用
- 姿勢の悪さや運動不足
- 精神的なストレスや睡眠不足
「目が疲れた」と自覚できない代わりに、頭痛・集中力低下・情緒不安定として現れることがあります。

鍼灸は子どもの眼精疲労にも使える?
はい、刺さない鍼(小児鍼)や温灸など、やさしい方法で施術可能です。
- 指圧や刺さない道具を使った施術
- お灸での温熱刺激
- 呼吸・姿勢の整え方も指導
自律神経が未成熟な子どもほど、早めのケアが大切です。
親子で悩まれず、ぜひ一度ご相談ください。
つらい目の疲れに、鍼灸という選択肢を
「目がつらい」「なんとなく体も調子が悪い」
そんな不調を我慢せず、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、初めての方にも安心して受けていただけるよう、丁寧にカウンセリングを行っています。
目の疲れだけでなく、眠れない・呼吸が浅い・頭が重いなどのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
つらい目の疲れ・眼精疲労にお悩みの方へ、鍼灸治療院 Shimogamoのご案内
自律神経と血流の調整を通じて、根本からの改善をサポート
夕方になると目が重だるい、頭痛がする、ピントが合わない…。
そんな“目の疲れ”を我慢し続けていませんか?
当院では、これまでに30,000人以上の施術経験をもとに、眼精疲労の背後にある首肩の緊張や自律神経の乱れへアプローチし、多くの患者様の改善をサポートしてきました。
目のまわりだけでなく、脳・神経・全身の血流に働きかけることで、再発しにくい体づくりを目指します。
「目だけの問題ではない」と感じている方にこそ、ぜひ一度ご相談いただきたいと考えています。

じっくりとお話を伺い、症状に合わせた施術をご提案
眼精疲労は、ただの目の使いすぎではなく、日常の姿勢・ストレス・睡眠の質など、さまざまな要因が重なって起こるケースがほとんどです。
当院では、生活リズムやお仕事環境、目を酷使する習慣などを丁寧にお伺いし、全身の状態を確認したうえで最適な施術プランをご提案しています。
施術後には、ご自宅でできる簡単なセルフケアや、疲れにくい目の使い方についてのアドバイスも行い、再発防止までサポートします。

「たかが目の疲れ」と思わずに、ご相談ください
「目薬をさしてもすぐに疲れる」「頭や肩も重くなる」「夜の眠りも浅い」——
そんな不調は、眼精疲労がきっかけで自律神経のバランスが崩れているサインかもしれません。
鍼灸なら、局所の疲れだけでなく、体の内側から整えるケアが可能です。
ご自身だけで抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。