「8時間寝てもだるい」「休んでも疲れが抜けない」──そんな経験ありませんか?
この記事では、なぜ睡眠をとっても疲労感が抜けないのか、自律神経との関係と改善のポイントを専門的に解説していきます。
寝ても疲れが取れないのはなぜ?
まず、原因が単なる「睡眠不足」や「寝具の問題」だけとは限りません。
人は本来、寝ている間に身体と脳の疲れを回復させています。にもかかわらず疲れが抜けないというのは、「休む力」がうまく働いていない可能性があるということ。
この“休む力”をコントロールしているのが、自律神経です。
自律神経が乱れると、なぜ疲れが取れないのか?
自律神経は、交感神経(活動)と副交感神経(休息)のバランスによって働いています。
夜になると副交感神経が優位になり、身体は「回復モード」に入るはずですが、ストレスやスマホ、仕事などで交感神経が優位なままだと、“寝ていても脳や身体が休めていない”状態になります。
これが慢性化すると、「寝ても疲れが取れない」「回復しない」という状態につながっていきます。
あなたは大丈夫?自律神経の乱れチェックリスト
- 朝から疲れていて頭が働かない
- 眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める
- 呼吸が浅い、息苦しさがある
- イライラしてリラックスできない
- 胃腸の不調、動悸、肩こりが続いている

自律神経が乱れる主な原因
- 仕事や人間関係によるストレス
- スマホやPCの使いすぎ(情報疲労)
- 不規則な生活(夜更かし・食生活の乱れ)
- 真面目で頑張りすぎる性格
「ちゃんと休もう」と思うほど交感神経が緊張してしまうという方も少なくありません。
疲れが取れない人がやりがちなNG習慣
- 寝る直前までスマホを見る
- 毎日のようにカフェイン・アルコールを摂取
- 休日の「寝だめ」
- 昼夜逆転した生活
- 常に「緊張」している日常
自律神経を整える改善方法
朝日を浴びる
朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びましょう。体内時計がリセットされ、自律神経が整います。

軽い運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチは、余分なコルチゾール(ストレスホルモン)を消費し、疲労感の原因を減らします。
深い呼吸をする
ゆっくりと息を吐く呼吸は、横隔膜をしっかり動かし、副交感神経(腹側迷走神経)を刺激します。
鍼灸によるアプローチ
鍼灸は皮膚からやさしい刺激を与えることで自律神経にアプローチし、「休める身体づくり」をサポートします。
とくに“気持ちよさ”を感じる刺激は、副交感神経の活性化に効果的です。
実は「身体」より「脳」が疲れているかも?
「身体を使っていないのに疲れている…」そんな方は、もしかすると“脳”の疲れが原因かもしれません。
私たちの脳は、日々の出来事を予測しながら働いていますが、予想外のことが重なると、それだけで脳は疲れてしまいます。
たとえば、人間関係のストレスや仕事のプレッシャーなど、頭の中がいつも忙しい状態が続くと、体は動かしていなくても「もう休みたい…」と感じるようになります。
こういった“脳疲労”があると、しっかり寝たつもりでも回復しにくい状態になってしまうのです。
「リラックス」だけじゃない?副交感神経の意外な働き
副交感神経と聞くと、「休む」「落ち着く」といったイメージがあるかもしれません。
でも実は、もうひとつの顔があるのです。
それが「背側迷走神経」と呼ばれる働きで、こちらはストレスが大きすぎると“シャットダウン”のように心と体を動かしにくくさせてしまうのです。
ぼーっとして何もしたくない、気力が出ない…という状態は、実はこの背側迷走神経の影響かもしれません。
この状態にアプローチするには、安心感ややさしい刺激がとても大切です。
鍼灸で「なんとなく不調」がラクになる
「薬に頼らず、自然な形で体を整えたい」そんな方にこそ鍼灸はおすすめです。
たとえば当院では、肩や首まわりの緊張をやさしく緩めることで、呼吸がしやすくなったり、夜ぐっすり眠れたという方も多くおられます。
「こんなにリラックスできたのは久しぶり」「気持ちが軽くなった」といったお声もよくいただきます。
やさしい刺激で整えていくので、鍼が初めての方でも安心して受けていただけますよ。
まとめ|「休めない身体」は早めにケアを
「寝ても疲れが取れない」のは、自律神経からのSOSかもしれません。
“がんばらずに休むこと”が難しい時代だからこそ、しっかりとケアしてあげることが大切です。
一人でがんばりすぎず、まずは自分の身体と心の声に耳を傾けることが第一歩です。
「寝ても疲れが取れない…」と感じたら、鍼灸治療院 Shimogamoへ
脳と神経にやさしくアプローチする、自律神経ケアの鍼灸施術
「しっかり寝ているのに朝からだるい」「いつも疲れていてやる気が出ない」
そんな“回復できない疲れ”を感じていませんか?
当院では、3万件以上の施術実績をもとに、自律神経の乱れに着目した鍼灸ケアを行っています。
やさしい鍼刺激が皮膚・呼吸・迷走神経を通じて脳へ届き、緊張状態からリラックス状態へと切り替わるようサポートします。
「なんとなくずっとしんどい…」を見過ごさず、今のあなたに合った“整えるケア”をご提案いたします。

丁寧なヒアリングと“寄り添う施術”で、自然に休める身体づくりを
「休んでも疲れが抜けない」とき、自律神経はずっと緊張モードのままかもしれません。
当院では、生活背景やストレスの要因を丁寧に伺いながら、心と身体のバランスを整える施術を行っています。
鍼灸によって交感神経の緊張を緩め、深い呼吸や心の安定を取り戻すお手伝いをします。
施術後にはご自宅でできる簡単なセルフケアもご案内し、毎日をラクに過ごすヒントをお届けしています。

「ちゃんと寝ても疲れが取れない」は、体からのSOSかもしれません
「年齢のせい?」「病院では異常なしと言われたのに、つらい」
そんな“理由のわからない疲労感”にこそ、自律神経へのアプローチが必要です。
鍼灸には、過緊張の神経をやさしくゆるめ、本来のリズムを取り戻す力があります。
がんばりすぎている身体と心に、そっと寄り添うケアを。
まずはお気軽にご相談ください。