「朝からお腹がグルグルして通勤が不安…」
「検査では異常なしと言われたけど、腹痛や便通の波がつらい…」
そんな経験はありませんか?
もしかすると、それは過敏性腸症候群(IBS)(かびんせいちょうしょうこうぐん)という状態かもしれません。
IBSは、腸に大きな病気が見つからないのに、腹痛や下痢・便秘、ガス張りなどの不調が続くのが特徴です。ストレスや生活リズム、食べ物などが引き金になることもあります。
まずはセルフチェック
次の項目に当てはまるものがいくつあるか、気軽にチェックしてみましょう。
普段の様子を思い出しながら、YES/NOで答えてください。

症状パターン
- 腹痛が排便でやわらぐことが多い
- 便の回数が増える/減る日がある
- 便の硬さが日によって違う(硬い日もあれば柔らかい日も)
- ガスやお腹の張りが気になる
- 朝や緊張する場面(通勤・会議前など)に悪化しやすい
期間と頻度
- 週1回以上の症状が、3か月以上続いている
きっかけ・関連
- ストレスや睡眠不足で悪化する
- 脂っこいもの・乳製品・小麦・人工甘味料で悪化しやすい
- (女性)生理前後で症状が変化する
除外のヒント
- 検査では「大きな異常なし」と言われたことがある
セルフ判定の目安:YESが5つ以上の場合、過敏性腸症候群(IBS)の可能性が考えられます。
ただし、このチェックは診断ではありません。
気になる場合や日常生活に支障が出ている場合は、医療機関へご相談ください。
注意!早めの受診をしたほうがいいサイン
以下の症状は、他の病気が隠れている可能性があります。早めの受診をおすすめします。
- 発熱を伴う強い腹痛
- 血の混じった便や黒っぽい便
- 原因不明の体重減少
- 夜中に目が覚めるほどの痛みや下痢
- 家族に大腸がんや炎症性腸疾患の既往がある
- 50歳以降で初めて症状が出た
過敏性腸症候群(IBS)ってどんな状態?
IBSは、腸の動き(ぜん動)や感じ方がいつもより過敏になっている状態です。 「腸と脳」は自律神経でつながっていて、ストレスや緊張、睡眠不足などが腸の働きに影響することがあります。 検査で大きな異常が見つからないことも多く、心身のバランスを整える視点が大切です。

過敏性腸症候群(IBS)にはいくつかのタイプがあります。
- 下痢型:急な下痢が多い
- 便秘型:便秘が続く
- 混合型:下痢と便秘を繰り返す
- 分類不能型:どれにも当てはまりにくい
今日からできるセルフケア
セルフケアは「無理なく・少しずつ・続けやすく」がコツです。
下記を参考に自分の身体に適したものを探してみてください!
まずは1〜2個から始めてみましょう。
食事のコツ
- 自分が悪化しやすい食べ物をメモして把握(例:脂っこい料理、乳製品、小麦、人工甘味料など)
- 水溶性食物繊維(オートミール、海藻、果物など)を少しずつ取り入れる
- カフェインやアルコール、辛味は控えめにする
- 乳製品や小麦は一度にやめず、体調を見ながら段階的に試す
生活リズム
- 就寝・起床時間をそろえる(睡眠のリズムを整える)
- 朝は温かい飲み物を飲んでからトイレに行く習慣をつくる(胃結腸反射を活かす)
- ウォーキングや軽いストレッチ・ヨガなど、続けやすい運動を取り入れる
ストレス・自律神経ケア
- ゆっくり長く息を吐く呼吸法(吐く:吸う=長めを意識)
- お風呂や温めグッズで体をリラックスさせる
- 趣味や人との交流時間を意識して確保する(安心感を増やす)
- 症状・食事・睡眠・ストレスの簡単な記録をつけ、パターンを見つける
つらい時の対処アイデア
- 通勤中:下車できる駅や休憩できる場所を事前に確認しておく
- 会議中:手元に温かい飲み物を用意し、落ち着かせる
- 旅行中:常備薬や消化にやさしいおやつを持参する
- 痛みや不快感が出たら、お腹を温めたり、前かがみ姿勢で落ち着かせる
鍼灸治療はどう関わるの?
鍼灸は、ツボを刺激して自律神経や血流、筋緊張にやさしく働きかける施術です。過敏性腸症候群(IBS)の背景にはストレスや自律神経のバランスの乱れが関係することが多く、鍼灸がそのサポートにつながる場合があります。
期待できるサポートの一例:
- お腹まわりの血流や筋緊張のコンディションを整えやすくする
- 呼吸が深くなり、リラックスしやすい状態づくりを後押しする
- ストレス時に乱れやすい自律神経のバランスを整えやすくする
施術の感じ方や変化には個人差があります。薬との併用を選ぶ方や、体質改善をめざして継続される方もいます。興味がある場合は、まずはカウンセリングや施術で、自分の体との相性を確認してみてください。
もっと詳しく知りたくなった方へ!
過敏性腸症候群(IBS)の特徴やセルフケア、鍼灸の活用についてより詳しく解説している記事もご用意しています。あわせてご覧ください。
まとめ
過敏性腸症候群(IBS)は「気のせい」ではなく、自律神経や生活習慣の影響を受けやすいお腹の不調です。
セルフケアや生活リズムの調整で、日常が少し楽になる方も少なくありません。迷ったときは医療機関へ相談し、必要に応じて鍼灸などの体にやさしいケアも取り入れてみましょう。
今回のセルフチェックで当てはまる項目が多かった方、つらさが続いている方は、一人で抱え込まずにご相談ください。自分のパターンを知ることが、改善への第一歩です。
お腹の不調でお悩みのあなたへ──鍼灸治療院 Shimogamo のご案内
腹痛・下痢や便秘、ガス張りに寄り添う「自律神経」へのアプローチ
「朝の通勤が不安」「外出先でトイレが気になる」――そんなお腹の不調に、当院は自律神経のバランスに着目したやさしい鍼灸で寄り添います。
心地よい刺激で血流や筋緊張を整え、呼吸が深まりやすい状態づくりをお手伝い。
症状の背景にあるストレス・睡眠・食事などの日常要因も丁寧にうかがい、「体から整えるセルフケア」まで無理なくご提案します。
まずは「今のつらさ」を安心してお話しください。一緒に最初の一歩を見つけましょう。

一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングと施術
お腹の不調は、出方やきっかけが人それぞれです。初回はカウンセリングで症状の流れ・生活リズム・睡眠・食事・ストレスを確認。
そのうえで、腹部のこわばり・背中や骨盤まわりの緊張・呼吸パターンなどをやさしくチェックします。
施術は、痛みの少ない鍼や温灸、ローラー鍼などを用いて安心できる刺激量で進めます。ご希望に応じて、呼吸法・体を温めるコツ・食事のメモの取り方など、続けやすいセルフケアもお渡しします。

「仕方ない」と諦める前に――できることを一緒に整理しましょう
「体質だから…」「どうせまたつらくなる…」と感じる日が続くと、気持ちも落ち込みやすくなります。
自律神経の状態や生活リズムを見直し、体から整えることで、日常の過ごしやすさが変わる方もいらっしゃいます。
鍼灸は病院や薬とは異なるもう一つのサポート手段。無理のない範囲で、一緒にできることから始めてみませんか。
- やさしい刺激でリラックスしやすい状態づくりを後押し
- 腹部のこわばり・背中の緊張・冷えへの温めケアを併用
- 呼吸法や生活のコツなど「自宅で続けやすいケア」を共有
※施術の感じ方や変化には個人差があります。強い症状・出血・発熱などの際は、まず医療機関での評価をおすすめします。
当院の鍼灸は医療の代替ではなく、日常を過ごしやすくするための補助的なケアとしてご検討ください。
はじめての方は「お腹の不調について」とお伝えください。無理のない計画をご提案します。