ぎっくり腰で駆け込まれる方が急増中
前回ブログで、2020年当院ご利用の方の症例数第1位が”腰痛”とお伝えしました。
その中でも一番多かったお悩みが、急なつらい症状として名高い"ぎっくり腰"という結果に!
患者さま全体のうち3割が腰痛、さらにその1割がぎっくり腰と、その多さに私自身も驚きました。
コロナでぎっくり腰の治療が遅れるケースも
さらに、現在コロナ禍ということもあり、病院(整形外科)や整骨・整体院など治療院への電話問診の結果、自宅安静を要請されるケースも多いようです。
いてもたってもいられず当院をお調べになり、なんとか来院されるという方も多くいらっしゃいました。
逆に、病院や治療院の感染リスクに悩み、通院せずずっと自宅で痛みに耐えた結果、なかなか治らずというお話もよく伺い、憂慮しています。
ぎっくり腰になってしまったら…応急処置で安全確保
『ぎっくり腰』とは、ごく簡単にいうと筋肉、筋膜、靭帯、椎間板等腰回りの急な損傷、そこからの神経の刺激による痛みといわれています。
ただ、ぎっくり腰になる根本的な原因、そして症状、治療法まで実は人によって違います!というより人を見て変えるべきものなのです。
(腰痛とみれば一辺倒の治療や指導をされてしまうとなかなか治らないのです…本来は生活スタイルをヒアリングしオーダーメイドのアドバイス→改善が必要です)
ぎっくり腰のメカニズムや原因、対処法など挙げていくと大変な長文になってしまうので、次回以降に分けてお伝えしていきます。
せっかくこの記事を読んでくださったので、まずはこちはの応急処置を、いざというときのために心に留めて生活していただければと思います!
ぎっくり腰直後からの応急処置
①激痛で脱力してしまうので、まずは安全確保
強い痛みから自律神経に影響し脱力するので、転倒などの危険があります。背中を一直線に伸ばし、腰は伸ばさず「くの字」で、ゆっくりしゃがみこむか壁に寄りかかります。
②直後は冷やす!→2〜3日経って落ち着いたら温める
筋肉の損傷の場合、直後〜数日は冷湿布を貼ると一般的には痛みが緩和されます。発症直後は温めると逆効果になりがち。お風呂は温まるので落ち着くまで控えた方が無難。
③家にあるもので固定すると楽に
腰を曲げると炎症が悪化します。腰を真っ直ぐに固定するコルセットがあれば装着します。なければ雑誌や段ボール紙など厚いものを紐で固定すると即席コルセットに。
④くの字で横になって休む→2〜3日で落ち着いてくる
できるだけ横になって安静にします。落ち着いたら病院や治療院へ。通院は誰かの運転やタクシーの利用をおすすめします。
放っておくと慢性化も…ぎっくり腰の治療は適切に
ぎっくり腰は私自身経験がありますが、通称「魔女の一撃」という言葉どおりの激痛ですよね。
予防についても今後お伝えしていきますので、まずはぎっくり腰を防いでいくことが一番です。
また、なぜ鍼灸がぎっくり腰の治療を得意とするのかということもお話していけたらと思いますが、慢性化してしまっている方、他の治療を受けてもあまり…という心当たりのある方は、ぜひ一度当院の鍼灸治療をお試しください(実績と自信ありです!)。
コロナ感染リスクも最大限に排除した完全プライベート空間で、しっかりと治療にあたらせていただきます。
寒くて動きも血流も悪くなってきている時期ですので、腰のみならずお体を大切に、無理せずお過ごしください。
writen by : 鍼灸治療院Shimogamo(旧医院名:佐藤里美鍼灸治療院) 院長 小林 孝裕